【搭乗記】 四川航空でエジプトへ

GWを利用して、エジプト→キプロス→ヨルダンと旅をしてきたので、その時の旅のことを共有したいと思います。

■今回の旅程

今回の旅程は、以下の通りでした。

・エジプト(カイロ⇨ルクソール) 3泊4日

キプロス(ラルナカ⇨パフォス⇨ニコシア⇨アヤナパ)3泊4日

・ヨルダン(アンマン)2泊3日

 

■往路について

まずは、日本→エジプト(カイロ)への移動から振り返ります。

今回利用したのは、四川航空。(四川といえば「四川料理」ですよね。)

驚くべきはその価格です。なんと、

片道6万5790円!!!

エジプトまで遠いのになぜこんな安いんだろう...と少々不安になりながらも、予約してみました。今回はその時の感想をまとめてみたいと思います。

 

※なぜ四川航空を利用したのかについて

当初大阪 - アンマンの往復航空券を予約していたのですが、世界情勢の影響もありその航空券が2ヶ月前にキャンセルに。急遽予定を変更し、カイロ着、アンマン発の異なる都市での片道の航空券を探すことにしましたが、直前かつGWの時期のため、エミレーツやエティハドは片道でも平均15万円〜20万円。そんな中、四川航空は半額以下だったので、今回はコスパ重視で四川航空を選ばせていただきました。

(ただし、四川航空も直前になると、片道約13万円と予約時の倍のお値段になっていたので、私がラッキーだっただけで、タイミングによるのかもしれません。あくまでもご参考まで。)

 

■四川航空(しせん・Sichuan Airlines)

中国国内の40都市を結ぶ大きな航空会社で、LCC並の低価格ですがフルサービスキャリアです。衛生面、ご飯、接客サービス、乗り心地など特に問題なく、むしろ快適で高コスパだと感じました。登場時間や到着時間も定刻通りで、遅延することもありませんでしたし、何より着陸が今までのどの飛行機よりもスムーズで、びっくりしました。

事前のオンラインチェックインが出来なかったり、ワンワールドスターアライアンスには所属していないためマイルを貯めることはできませんが、この価格ならば十分納得できるかもしれません。

 

■大阪⇨カイロまでの旅程

・大阪→成都

 4/25 16:10 関西国際空港KIX) T1発

 4/25 19:35 成都天府国際空港(TFU) T1

 ⇨所要時間 4時間25分

 ~~~~トランジット 約6時間~~~~~~~~

成都→カイロ

 4/26 1:30 成都天府国際空港(TFU) T1発

 4/26 6:50 カイロ国際空港(CAI) T2着

 ⇨所要時間 10時間20分

 

合計で移動時間は15時間ですが、トランジットの時間を合わせると21時間。約丸1日かかる長旅です。

 

成都天府国際空港(せいと・Chengdu・TFU)

2024年4月時点では、乗り継ぎはビザ不要でした。(都度変更の可能性ありなのでご注意ください。)空港(T1)は比較的こじんまりしており、複数の数えられるほどのカフェ、日本食、中華等しかありませんでした。私は中華が食べたかったので、坦々麺屋さんで坦々麺を食べました。ボリューミーで、めちゃくちゃ美味しかったです。

 

■手荷物

価格が安い代わりなのか、預け入れ荷物は23kg *2個なのに、

手荷物預かりは 手荷物+身の回りのもので、たったの5kgまで!

LCCでも7kgや10kgのところがほとんどなので、5kgは少ないと感じました。

私はロストバゲージが不安だったのと、荷物が基本少ない人なのでリュックで行きましたが、周りの方は、みなさん預けている方がほとんどでした。

 

機内食

機内食は、それぞれのフライトで一回ずつ出てきましたが、これまた美味でした。ご飯か麺か選んだ後に、チリソース(豆板醤のようなもの?)を入れるかを聞かれます。少しだけ辛いですが、全然ヒリヒリするものではなく、豆板醤のような美味しい味でした。追加でチリソースが欲しい人へは、一人一人にCAさんが席に回ってきてくれます。このチリソースが本当に美味しいんです。さすが四川!

飲み物はこれでもかというくらい頻繁に回ってきてくれますのでご安心ください。

ご飯を選んだ場合。この赤黒いものがチリソースです。

 

トランジットで食べた坦々麺。チリソースをたくさんかけてます。

麺を選んだ場合。こちらもチリソースたっぷり。

■困ったこと編

あまりネガティブな印象はないのですが、少しだけ困ったことも共有します。

 

・中国語で話され基本的に何も分からない

同じアジア人なので当たり前ですが、基本的に中国人と思われ中国語で話しかけられます。機内アナウンスの英語は聞き取るのが難しかったですが、CAさんは英語が辛うじて通じました。

・大阪⇨成都までの飛行機はモニターがなし

4hrs以上と結構長かったのですが、モニターはありませんでした。事前に動画やポッドキャストをダウンロードしたり、本を持っていった方が良いかもしれません。

・トランジットでの放置

トランジットで成都に到着し、パスポートを簡易チェックされた後、国際線乗り換えの荷物検査までの簡易ゲートが閉まっており、案内人もおらず、トイレもない謎の椅子だけの空間で30分待機させられました。同じ便できた知らない日本人同士で、「一体これはなんの時間なのか?」「ゲートを開ける係の人が遅刻しているでは?」という疑問の談話が始まるくらいにはみんな不安がっていました。トランジットを終え、中に入ってからゆっくりトイレに行こうとしていた人は、「降りてすぐのトイレに行っとけばよかった」と口を揃えて言っていたので、万が一の場合に備えて、着陸後にトイレを見つけた瞬間に行くほうが良いと思います。

・イヤホン回収のタイミングが早め

機内のイヤホンを着陸の数十分前に回収され、映画の最後を無音中国語字幕で鑑賞することになりました。(成都⇨カイロはモニターがあったのですが、字幕は中国語オンリーでした。)中国語の漢字を読み、大体予想しながら鑑賞しましたが、出来ればクライマックスまで英語で聞きたかったです。

・情報制限があるのでSNSが見れない

中国の空港wifiに繋げるとLINEや、InstagramなどのSNSは閲覧制限があるので、VPNを経由しないと連絡が取れないので注意が必要です。

 

■総じておすすめか否か

不便に感じる部分も少なからずありましたが、総じてコスパが良いです。安さが魅力の四川航空。乗るか迷われている方がいらっしゃいましたら、一度乗ってみられることをおすすめします。